月野の妄想考察ブログ

特撮やアニメやゲームの感想、考察などを行うブログ。

ショッカーについての妄想考察

※知りうる限りの公式設定と、自分の妄想を交えた考察です

今回はショッカーは何故世界を征服しようとしていたのか、何故仮面ライダーを作り出したのか、という事について。

 

昭和ライダー世界には大きく分けて三つの勢力がある。暗黒星雲からやってきたショッカー系列の組織、怪魔界からやってきたクライシス、そして地球を影から支配していたゴルゴム

恐らくショッカー首領は、地球を影から支配していたゴルゴムの支配者である創世王の力が弱まり、その後継者である世紀王達がまだ幼い、あるいは生まれていない最大のチャンスを狙って地球侵略を開始した。

そして世界を征服した暁には改造人間、支配した人類の総力を結集してゴルゴムに決戦を挑むつもりだったのかもしれない。

でも万が一世紀王が現れてしまった場合、それに対抗するための切り札が必要となる。その切り札こそが仮面ライダー1号であったのかもしれない。1号の姿はブラック……つまり世紀王に似ている。先代の世紀王つまり現創世王の姿がどんなものであったかはわからないけどそう違いはなかったはず。他の怪人達とベルトが違うのも(初期はベルト自体つけてない怪人もいるけど)世紀王に似せるためあえてそうしたのかも。

 

ただ、1号は逃走した時点ではおそらくは完成形ではなかった。原子炉を積んでるとはいえ、キングストーンを持つ世紀王に比べて旧1号はあまりにも無力。一説によれば1号が新1号へとパワーアップしたのは敵にわざと捕まって再改造されからとあるけど、その説に則って考えるのならば、ショッカーは段々と1号をアップデートしていく事で世紀王に限りなく近い対抗馬を生み出そうとしていたのではないだろうか。

1号が逃げ出した後、ショッカーはわざわざ新たに2号を作り出し、その2号は1号よりもスペックが上である。徐々に世紀王に近い、あるいは超える戦士を作り出そうとしていたと考えられる。

 

そうして来たるべき敵との切り札として作られた仮面ライダー1号、2号だったけど、皮肉にもそれがショッカーを崩壊させる原因となり、またゴルゴムも同じように組織の象徴にして切り札であるブラックに裏切られ崩壊し……それら二つの組織が崩壊した後やってきたクライシス帝国を倒すため、本来ならば戦うさだめであったはずのダブルライダーとブラック(RX)が手を取り合う事になる。